WELLFLOAT(ウェルフロート)は「吊り構造式」によるフローティング構造のインシュレーター、ボードで人気のブランド/ジークレフ音響(株)
Babelは、ウェルフロート(吊り構造)シリーズのフラッグシップモデルのインシュレーター。 Babel自体は2022年の発売のモデルですが、昨年Babelの構造を取り入れたオーディオボードも発売されるなど話題性もあるモデルですので改めてBabelの魅力をご紹介いたします。
Babel (バベル)¥660,000(税込)
理想的な振動処理を実現するため、各機器の重心位置で支える様に考えられた円柱形状。
Babelの特徴 ・「吊り構造」による音の歪を抑える、ウェルフロート究極のモデル ・重力波の研究にも用いられる「多段振り子(4層)」により分子レベルまでの振動を制御 ・オーディオ機器への活用は元より、プロの録音現場でのDAW等においても、かつてない音質改善効果を実現 ・ 共振周波数 f₀ を持つ「多段振り子」はquality factor(Q)が十分高い場合、n 段で H(f)~(f₀/f )²㸤 の減衰特性を持つが、バベルは f₀ =3Hzにて、f =300Hz では 4 段で10の16乗の防振比を得ることができる。 ・世界的カーデザイン界のレジェンド、元日産自動車CCO中村史郎氏の手による精緻なデザイン
ウェルフロート従来のモデルに採用される多段振り子メカ3基4層を積み重ねた12基による構造のインシュレーター。吊り構造でバベルに設置する機器をフローティングする構造です。
Babel仕様
設計:小型ウェルフロートメカ12機(3機×4層)内蔵 材質:ステンレス、アルミニウム 耐荷重:250kg(静荷重) 寸法:直径175mm、高さ65mm、重量3kg
*機器によって重量バランスが異なるので(トランスや電源の位置など)、下記の設置方法もご参考いただければと思います。
これまでのウェルフロート構造の集大成とも言える構造ですが、使用方法はこれまでの多くのインシュレーターと同じく機器の下に設置していただくだけです。
今回のデモはSynergistic researchのVoodoo(Music Server) で試聴。
ラックはArtesania Audio。
Babelの使用方法で重要な事はバベルのWELLFLOATのロゴが製品正面に来るようにセットして使用する事です。 また機器の重量バランスを意識していただいた上で特にトランスの位置など付近に設置する事がより効果的です。
また使用方法の注意点ですが
・上に乗せる機器に対してウェルフロート バベルを1台使用される場合は製品の重心位置に正確にセットする事で最大限の効果を発揮致します。
・背の高い製品や重心位置が高い機器を乗せる際には転倒落下しないようにバランスに注意してセットしてください。
・セッティングされる際には最上段の可動部(天板)を持っての移動は避けて下さい。
・上に乗せる機器の底面に充分なフラット面積や強度がある事を確認してセットしてください。ビスなどが飛び出している機器や底板の強度が弱い機器を乗せる場合には専用オプションボード「バベル・ベース」をご使用ください。
・バベルの耐荷重は静荷重にて250kgとなっております。重量のある機器を乗せる場合には上から勢いよく加重が掛かると内部のメカが破損する恐れがありますので。ゆっくりと乗せるようにしてください。
Babelは使用する機器はプレイヤーなどプリアンプ、パワーアンプまで幅広く使用できます。重量のあるパワーアンプでもかなり効果的ですが、前段のソース側やプリアンプ、今回のようなサーバー機器、DACなどのデジタル機器にも効果的で、この影響はシステム全体に影響しますのでシステムでお試しいただく事をお勧めすします。
試聴コメント
「システムの音に精密さやにじみなどに不満がある方にはBabel/ウェルフロート・バベルは特に効果的な製品だと言えます。
アコーステックギターの精密感が増し、空間描写がより鮮明に。特に音の立ち上がりは分かりやすく試聴してすぐにBabelの性能を味わえます。
ヴォーカルや楽器でのインシュレーターでは味わえなかった精密さや透明度も引き立たせてくれる製品と思います。
これまでのウェルフロート技術の集大成に相応しい完成度と言える製品です。」
バベル・専用オプションボード バベルを正確な重心位置にセットする事が可能!
Babel BASE(バベル・ベース) ¥220,000(税込)
これまでバベルを単体で設置できない重量バランスやスパイク足、特殊な形状の機器などの場合バベルが使用できませんでしたが、バベル専用オプションボードが登場しこれまで以上に多くのお客様にバベルを使用できる様になりました。
画像はボード裏面(中央のくぼみにはまる様にバベル・ベースをセット) バベルの位置を左右、前後に可動セットが可能です。 *Babelと合わせて使用する事が前提ですのでBabel BASE単体での使用は出来ません。
バベル・ベースのボード裏面に装着された可動式アタッチメントと付属のプッシュプルゲージを使用することで、正確な重心位置にウェルフロート・バベルをセットする事が可能。
*スパイク足の機器にも設置可能。スパイク受け使用推奨
またバベル・ベースのポイントは、これまでのバベル・ユーザーにもバベルにバベル・ベースを併用する事で、今まで以上に正確な重心バランス、バベルの適正位置が可変できる事が、機器と重心位置が重要なバベルの使いこなしとしてバベルユーザーにもお勧め出来るオプションボードです。
Babel BASEセッティング方法 ・STEP1 バベルの上にバベルベース裏の円状に収まる様にを置きその上にオーディオ機器を設置 バベルのWELLFLOATのロゴは正面を向くようにセット ・STEP2 最初にオーディオ機器をバベル・ベースにある程度前後左右均等な位置に乗せ、バベル・ベースを前後左右に動かし、機器とバベルの重量バランスをとります。
次に機器+バベルベースの合計重量にBabel定数「A」を掛けた力のモーメントN「A」を求め、付属のプッシュプルゲージを使ってその値で機器が持ち上がり始める様に前後バランスをとります
・STEP3 次に同様にBabel定数「B」を使って左右のバランスを取ります。(ボード全面右端一点で測定)
*バベル定数 N「B」合計重量=オーディオ機器+バベルベース N「A」合計重量×1.5
例:今回の試聴対象機器は重量12kgですのでN「B」が18.8、N「A」が28.2となります。
L:付属プッシュプルゲージ R:付属テンプレート
ボードに付属のプッシュプルゲージにてボード全面の中央裏の窪みにひっかけ持ち上げます。ボードが持ち上がり始めの時と数値N「A」に合わせる様にバベルを前後に動かします。もし持ち上がり始めが数値より大きい場合はバベルを後ろに下げます。数値が小さい場合はバベルの位置を前に動かします。これで前後のバランスが取れます。 次にボード全面右側裏の窪みにプッシュプルゲージをかけ同じように持ち上げ、持ち上がり始めとN「B」の数値を合わせるようにバベルの位置を左右に動かします。適正数値より持ち上がり始めが大きい時はバベルを左に動かします。値が小さい時は右にバベルを動かしMす。これで左右のバランスが取れます。
以上でオーディオ機器とバベル、バベル・ベースの適正重量バランス、位置関係が確定となります。
バベルとボードで重量もあるので一気に合わせずに徐々に合わせていく方が確実です。
バベル・ベース設置方法(動画)
Babel BASE仕様
設 計:重心位置可動式
材 料:ステンレス、アルミニウム
寸 法:W480 x D450 x H15(mm)
重 量:6.8kg
付属品:プッシュプルゲージ、位置決め用テンプレート
試聴コメント
「細かい位置調整をせずにおおよそラック中央にバベルを置きバベル・ベースを置いた状態での試聴ですが、基本的にはバベルと同一傾向でもありますが、バベルを機器に設置した時と比較しボードを介する事でバベル単体と比較した場合にバベルの効果からすると僅かに平坦に感じてしまう部分もありましたが、それを超える改善が正確な重心位置への調整が出来る事です。 適正重心位置へ前後左右での位置の調整を行う事で、よりフォーカスがぴたりと合った時のサウンドはよりバベルの持ち味と機器本来の特徴が更に味わえます。バベルの性能を改めて感じる事が出来るオプションボードです。
お使いの機器が中心部にトランス(重心)が搭載されている製品や機器全体の重量バランスが中心などの場合は、これまで通りバベルを機器に直に設置する方法が良い場合も多いと思います。
バベルをこれまで機器のバランスや形状から設置できなかったお客様も、既存のバベルをお使いのお客様にも注目の製品です。」
バベルの効果をオーディオボードで味わえるモデル
WELLFLOAT Double(ウェルフロートダブル) ¥385,000(税込)
ウェルフロート・バベルで開発した多段振り子構造を、ボードタイプのインシュレーターに採用。 4機2層構造のウェルフロート・メカにより、1段振り子タイプの二乗の効果を実現!
これまでウェルフロートで定評のある「吊り構造」により音の歪を抑える、ウェルフロート・ボードシリーズの最新作のオーディオボード。
ウェルフロート・ダブルの特徴
・ オーディオファイルに定評のある「吊り構造」により音の歪を抑える、ウェルフロート・ボードシリーズの最新作。
・重力波の検出にも用いられている「多段振り子(2層)」により高次元での振動を制御。
仕様
設 計:小型ウェルフロートメカ8機(4 機 ×2層) 内蔵材料:ステンレス、アルミニウム 耐荷重:200kg(静荷重) 寸 法:480mm X 450mm X t44mm 重 量:10.8kg
コメント
「あえてバベル設置時と比較しましたが、バベルがもつ解像度や精密さはウェルフロート・ダブルでも十分感じられます。バベルは4層のウェルフロートメカの構造を機器中心に一台設置をする事での最大の効果に対して、ウェルフロート・ダブルは2層のウェルフロートメカがボードが四隅の足に設置されることで機器全体の振動効果に影響していると思います。
このウェルフロート・ダブル単体でも相当な変化とバベルの持つ透明感や空間描写の改善がありますので高音質オーデオボードとしても十分な性能を持っています。」
これまで振動歪みと戦ってきたウェルフロートはBabelの登場で究極と言えるレベルの製品へと進化しました。音を変えるのではなく機器、システムの振動歪みを減少させ本来の音を再現させる。その効果は振動の悪影響から解放され透明度や輪郭の明瞭度に表れるように感じます。多くのお客様に試していただきたい製品です。
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