
MADE IN JAPANのアナログ・カートリッジブランドANALOG RELAX
フラッグシップMCカートリッジ
EX2000 ¥2,145,000(税込)

2023年に登場したフラッグシップMCカートリッジのEX2000の登場は驚きと感動のパフォーマンスでこの価格帯の製品ながら他に代えがたい孤高の音の魅力がある貴重なカートリッジ。
既に当店の多くのお客様にご愛用頂いているハイエンドMCカートリッジです。
ANALOG RELAXはフラッグシップモデルのEX2000が登場するまでのトップモデルEX1000も現行品であり今でも多くのお客様のご愛用や推薦しておりますが、EX2000の登場はこれまでのANALOG RELAX製品、大げさに言えばこれまでに登場したMCカートリッジの存在からも抜きんでた製品と言えます。
これまで何度か聴いているEX2000ですが
改めてEX2000を試聴した際の驚きと感動に聴き惚れてしまいました!
圧倒的な生々しさと情熱を感じる音楽性はこれまでに聴いた事の無い素晴らしさ!
当店では往年のMCカートリッジの様々なハイエンドブランドからDS AUDIO光カートリッジまで魅力ある製品を取り扱い、デモを展開しておりますが、このANALOG RELAXのMCカートリッジは当店のアナログサウンドにおいて今や欠かせないブランドです。
更なる当店のアナログサウンドの大きな向上に加えて、これまで以上に多くのお客様にご案内したいと決意しました。
ANALOG RELAX EX2000を常設展示導入を決定しました!
日本で唯一の常設展示店となります。
本記事の下記にも掲載しておりますが
ANALOG RELAXを手掛けるZOOTコミュニケーション合同会社代表の万木氏も展示入荷に合わせて来店いただき詳細の説明をいただきました。
是非最後までご覧下さい。
-ANALOG RELAX-
ANALOG RELAXは未だ知る人ぞ知る小さなブランドではありますが、その生み出されるカートリッジのアナログサウンドは目の覚める音楽の温度感を味わえる製品です。
一個一個受注生産の少量ハンドメイドで製作されるMCカートリッジを扱うブランドです。
日本のみならず海外のアナログ愛好家からも人気が出て来ているブランドです。
代表の万木康史氏は長年アナログに魅了されアナログサウンドに不可欠なカートリッジを追い求め、遂には理想のカートリッジを自ら作り出す為にZOOTコミュニケーション合同会社を10年前に立ち上げました。一人だからこそのやりたい事を全て出来る事で理想のMCカートリッジを展開をしています。基本的に全製品が受注生産となります。
会社名の「ZOOTコミュニケーション」の由来は、お客様とZOOT=ずーっと関係を持ち続けたい!という思いと、代表万木氏がこよなく愛するジャズテナーサックス奏者、Zoot Simsを掛け合わせています。
ANALOG RELAX MCカートリッジ ラインナップ
EX300 EX500 EX1000
ANALOG RELAXのヒット商品でもある除電ブラシ。オーディオシステムに必修と言えるアイテムでありアナログ、デジタル問わずに各コンポーネントに使用出来、当店でも日々重宝する製品です。
ーフラッグシップモデル 漆黒のMCカートリッジ EX2000ー

EX2000は、ボディに「ストラディバリウス」の素材が切り出されたと言われる「北イタリア南チロル地方」の最高級「スプルース」を使用し、その表面には超微粒子の粉体塗装を施すことで、より自然な響きのある再生音を実現しています。
これまでのトップエンドモデルEX1000を超えるために
現在の「アナログリラックス」ブランドとしてのトップエンドモデル EX1000 ¥1,573,000

このモデルはおかげさまで発売以来世界中で大変ご好評いただき、メインカートリッジとして多数のお客様にお使いいただいています。
そしてEX1000の性能を超えるフラッグシップモデルとして「ダイヤモンドカンチレバー」モデルを!というお声を多数いただいておりましたが、このEX1000を超える音に仕上げるために、非常に苦悩しました。開発期間も優に2年以上かけて、じっくりと熟成させてきました。

一番苦心したポイントは「ダイヤモンドカンチレバー」特有の問題です。
それは何か?
ダイヤモンドカンチレバーの呪縛
物質の剛性を示す値として「ヤング率」というものがあります。このヤング率が大きいほど「剛性が高い」、つまり「たわみにくい」ということを示します。そしてそのヤング率が高い物質の筆頭に上げられるのが「ダイヤモンド」なのです。
なのでダイヤモンドをカンチレバーに使用すると、たわみがほとんどなく、レコードの溝の振幅を余すことなく拾うことができる=いい音になる、という理屈が成り立ち、最近ではダイヤモンドカンチレバー採用のカートリッジが増えてきました。
しかしダイヤモンドカンチレバーを装着するだけで、果たしていい音が出るのか?
答えは「No」と言わざるを得ません。
ダイヤモンドカンチレバーカートリッジでの再生音を聴いた方にはわかるかと思いますが、情報量は非常に多いけれども、少し「キンキン」とした緊張感のある音のイメージが耳に残っているかと思います。
まさにこの問題を如何にクリアし、音楽的に没頭できるカートリッジを作り上げるか?ここが最大の課題でした。
この課題に対して、針先の開発、ダイヤモンドカンチレバーの太さ、構造の見直し、など、長い月日をかけて試作を繰り返し、この度ようやく発売にこぎつけることができました。
「ストラディバリウス」と同じ森から切り出された最高級スプルース
ボディには北イタリア南チロル地方でバイオリンのトップ材Tone Woodとして切り出された最高級「スプルース」を使用。

北イタリア南チロル地方は、あの「ストラディバリウス」の素材が切り出されたと言われる森林地域で、その地で厳選育成管理され、乾燥段階も厳重に管理された最高級スプルースを採用しています。



そのボディ表面には、超微粒子の「粉体塗装」を施し、ボディ表面に微細な凹凸を持たせることで、より自然な響きある音を実現。


削り出しソリッドダイヤモンドカンチレバー
カンチレバーには「ダイヤモンド」の削り出しを使用。レコードの溝からの動きを逃すことなく発電部に伝えるため、解像度の高いサウンドを引き出します。また他社製のダイヤモンドカンチレバーモデルに比べてやや太め(直径0.4mm)に削り出すことで、より実体感ある音にするとともに、高い次元でのトレース能力を持たせました。

特注SCスタイラスの進化版 Ver.3
スタイラスは、EX1000でも好評を得た「SCスタイラス」を更に進化させた「Ver.3」モデル。当然ながら弊社特注開発スタイラスになります。基本はラインコンタクト形状ながら、縦方向に多数の多面カッティングを施し「内周歪み」をほとんど感じさせない再生音を実現しています。また針先先端の前後に曲率の異なるカッティングを施し、オリジナルレコードや古いプレスのレコード特有の「底チリ音」や「チリパチ音」を拾いにくくすることで、非常にSN感の高い再生を可能としました。
音楽に浸れる至高のカートリッジとして
ダイアモンドカンチレバー採用のカートリッジにありがちな「情報量は豊富だがキンキンとした緊張感ある音」ではレコードを堪能できません。情報量はそのままに、深みとレンジ感、実体感ある音を実現するため、高度なアッセンブル技術を駆使してEX2000は完成しました。
どこまでも滑らかで伸びやかな弦の響き、
フルオーケストラの楽器が手に取るように見える悦楽、
ボーカルの声が目の前に浮かぶかのような楽しさ、
自然な奥行きと広がりの快感、
音楽にレコードに没頭できる至高のカートリッジとして、ぜひ導入されてください。
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EX2000はこれまでのANALOG RELAXのカートリッジ同様に木材をボディに採用し触れるだけでも自然な楽器の質感を感じます。近年多くの製品が金属のボディが多い中でもANALOG RELAXのカートリッジの音質に大きく影響しています。
EX2000は超微粒子の「粉体塗装」を施され音質、質感共にこれまでのANALOG RELAXのカートリッジとは見た目からも大きく異なる存在感があり孤高の漆黒のカートリッジの存在感が光ります。

モデル | AR-MCC-EX2000 |
価格 | ¥2,145,000(税込) |
型式 | MCカートリッジ |
出力電圧 | 0.4mV(1kHZ) |
内部ィンピダース | 8Ω |
針 | SCスタイラス Ver.3 (無垢ダイア) |
カンチレバー | ソリッドダイアモンド(直径0.4mm) |
コイル線素材 | 高純度6N銅 |
ボディ | 北イタリア南チロル地方製スプルース(ToneWood) 紛体塗装仕上げ |
マグネット | マルチネオジウムマグネット |
重量 | 約9.0g |

ANALOG RELAXのフラッグシップモデルのMCカートリッジのEX2000のパフォーマンスに感動し常設展示導入を決めました。そして過日、当店展示オーダー分が製造期間を経て入荷しました。 EX2000の展示導入の入荷に合わせて万木代表がEX2000を持参され手渡されました。
ANALOG RELAXカートリッジには取付ネジは2.5mmのネジが付属されておりますがもし他社製のネジを使用される場合は2.5mmのネジをお使い下さい。2.6mmのネジを使うと場合によってネジ穴が損傷する場合があります。
試聴アナログシステム アナログプレイヤー TechDAS:AIR FORCE Ⅲ PREMIUM S ¥3,520,000 トーンアーム Graham Engineering PHANTOM Elite ¥2,706,000
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比類なき最高傑作のMCカートリッジ ANALOG RELAX EX2000
以前EX2000をこれまで何度か聴いておりますが初めて聴いた時の感動体験は忘れられませんが、改めて今聴いてもその凄さは変わらずにEX2000のみに与えられた完成度を味わえます。
EX2000の最大の特徴とは生々しい音楽の実在感と音楽を奏でる演奏者のエネルギー、協奏から生まれるハーモニー、音が出る瞬間の立ち上がりの素晴らしさ、それらが濃厚で温度感のある音色を持ち、ダイアモンドカンチレバーの最大の持ち味でもある分解力と立ち上がりも兼ね備え、目の前に広がる情景を体感出来るMCカートリッジ史上最高の製品と言える存在です。
これまでのトップエンドモデルのEX1000でも素晴らしい表現ですが、EX2000は深さ、濃さ、奥行などの表現は更に大きく増しています。
特に立ち上がりの良さやスピード感はダイアモンドカンチレバーの効果が大きいとは想像つきますが、これまでのダイアモンドカンチレバーとはまた違い高域よりや音が細くならずにしっかりとした楽器の太さ、厚さを感じられる事も大きな特徴です。
EX1000は音楽的な傾向で質感が高く音楽にどっぷりと浸かるような心地よさがあり、EX2000は加えてよりオーディオ的な傾向も併せ持つ至高のMCカートリッジと言えます。
いつも試聴でかけるDISCの一つSarah McLachlanの演奏と共にステージが広がる中に再現されるSarah McLachlanの声が発音されるとアンビエントに浸透し目の前で息吹を感じながらも声の力強さがに感心しました。
Christian McBrideのベースが芯がありながらも太く厚くそれでいて立ち上がりの良いベースのグルーヴ感はこれまで聴いてきた中でも傑作と言えるパフォーマンスです。弦の振幅が視覚的に演奏者は譜面通りに演奏しているわけではなくその曲の伝えたい気持ちや想いも体で指で演奏する事で音楽のグルーヴが生まれます。デジタルでは味わえな濃厚さと私に向けて演奏される特等席での試聴体験、その音楽の波や揺らぎがとても良く味わえるのEX2000です。
ヴァイオリンの艶、繊細さも特筆して素晴らしくEX2000(ANALOG RELAX)の特徴でもあるところです。オーケストラの分解力と圧倒的なスケール感も格別です。艶がありながらも勢いや演奏の感情がとてもよく伝わり情熱的な演奏が目の前で繰り広げられます。代表の万木氏がJAZZを愛している為にANALOG RELAXはJAZZというイメージがあるかも知れませんが、このクラシックの表現こそが繊細さと艶のある情熱的なサウンドこそがANALOG RELAXの最大の特徴だと思います。
とても感動的なサウンドはいつ聴いても音楽を味わえるものです。 アナログサウンドには様々な音質に影響する部分がありますがANALOG RELAXのカートリッジは如何にカートリッジが音溝をトレースし発電する事での音を再現する為の最重要の要という事を体感出来ます。

いつまででも聴いていたくなる音楽に浸れる素晴らしき魅力あるカートリッジ
現代的なカートリッジのサウンドのトレンドの一つとして高域特性をより重視して高域やレンジの幅を広げあたかもデジタルサウンドに肉薄する様なサウンドが一つのサウンドバリエーションとしてあると思いますが、EX2000(ANALOG RELAX)のサウンドとはそれらとは大きく異なり音楽のエネルギーとも言える中域の濃さや厚みが音の土台として支え、とても立体的な再現性であり躍動的な音です。
それでいて立ち上がりやスピード感も両立しているEX2000は間違いなく至高のカートリッジと言えるのではないでしょうか。アナログの音楽のグルーヴ、勢い、想いを部屋全体で感じられるカートリッジです。
何より音楽の奥深さと情熱をこれでもかと味わえるパフォーマンスはEX2000以外で味わえるでしょうか?
素晴らしいカートリッジとはレンジや解像度を上げる事だけではなく、演奏者の感情、音楽のエネルギーを感じられる事が重要だとEX2000を体験して改めて実感します。
EX20000 素晴らしい感動的な音楽の世界観を堪能できるMCカートリッジです!
是非多くの方にEX2000の魅力を肌で体で感じて頂きたい!
そこに未体験の感動があります。
(説明中のZOOTコミュニケーション代表:万木康史氏)

万木氏は以前より親交があり音楽、オーディオ、特に愛するJAZZの知識は深く、日頃は温和な人側ですが、やはり音になると厳しい目と耳を持っておりリスナーから理想を追求するために会社を立ち上げた程であり、特に市場に多く存在する中でもカートリッジというアナログの中でも音楽とユーザーを繋げる製品で全力投球する製品開発する姿勢はカートリッジの音質にも繋がる情熱を感じます。
カートリッジという性質上職人が最終的に製造をしますが、それらの製品のコントロールやクオリティは全て万木氏が責任をもって行っており、出荷前に念を入れお客様の下に届けられます。
改めてEX2O00について万木代表にインタビュー形式でいくつか質問をしてみました。
諸石:EX2000の誕生、開発のきっかけはなんでしょうか。
万木氏
「ルビーカンチレバーであるEX1000の開発後、更なるフラッグシップとして、ダイヤモンドカンチレバーモデルの要望がお客様から上がっていまして、いずれ開発したいと考えていました。特注のSCスタイラスを装着したダイヤモンドカンチレバーの製造見込みがたった時点で、EX2000の開発をスタートしました。」
諸石:EX2000の完成までの苦労話などありますか。
万木氏
「EX1000の音質に対してお客様からかなり高い満足度をいただいていまして、EX1000を超えるものでなければ、出しても意味がないと考えていました。
しかし開発進行させてみると、EX1000を超えるハードルが非常に高く、何度も見直しを余儀なくされました…。
ダイヤモンドカンチレバーのサイズ、内部の構造、ボディ素材や仕上げの検討など、
ほぼイチからの見直しになりました。」
諸石:製作者からEX2000のここを聴いて欲しい、他製品と違う部分とは
万木氏
「やはり圧倒的な音の「実在感」です。
ワイドレンジ、音の立ち上がりやスピードを歌うカートリッジは多いですが、EX2000は、音の実在感、奥行き感、そして音楽の楽しさを再認識できる世界観を高い次元で実現できたモデルだと自負しています。
そしてぜひ他社のダイヤモンドカンチレバーモデルと聴き比べていただきたいです。
ダイヤモンドカンチレバーはその物質的な特性から、音の情報量は飛躍的に上がるものの、
どうしても緊張感のあるキンキンとした音になりがちです。
EX2000はそういったことを全く感じさせず、高いレベルで音楽に没頭できるモデルだと体感いただけると思います。」
諸石:ANALOG RELAXの目指すアナログ(オーディオ)の音の世界とは?
万木氏
「様々な考え方があると思いますが、私はオーディオは「音楽を楽しむためのツール」だと考えています。
オーディオのスペックを気にしながら聴くのではなく、大好きなミュージシャンの音の世界に深く没頭していただける、幸せな世界観をご提供できればと、日々奮闘しています。
またデジタルでは到底実現できないような、音の密度や滑らかさ、実在感が出せるのがアナログの音の世界だと思っていますので、そこに拘っていきたいと思います。」
設計者ご本人から製品への熱い気持ちと共にEX2000を受け取った時には感動しました!
(EX2000を取付、調整中の万木氏)


EX2000はこれまでに聴いた事の無い音楽の心を揺さぶられる思いと感動が待っています!
ANALOG RELAXの生み出す最高のMCカートリッジに是非ご注目下さい!
ANALOG RELAX製品について
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エスアイエス 諸石
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